ハンドメイドレザークラフト制作日記

若い時は嫌でも今を感じることが出来るから、逆に未来の為の努力が必要だったりしますが、年を取ると今を感じる能力が鈍ってきて嫌でも先のことを考えてしまうから、今を感じる努力をしないと健全さを保てなくなる。バランスが大事だとつくづく思います。 今日も世界は生きている。本来生物はそれだけで充分なはずです。革財布は人間として壁の中で育った私が、生きている世界と繋がる為のツールとして選んだものだったのだと実感します。 ということで黄色のサドルレザーウォレットの経年変化を紹介します。右のウォレットは約2年程使用したイエローサドルレザーのウォレットです。イエローの発色を残しながら渋い飴色に変化していっています。まだまだ楽しめそうです！

  痛いとか苦しいとか怖いとか、出来れば避けたいと思ってしまうような感覚は、よく考えると、この世界で唯一、動物だけが感じられるもので、だとするとそれこそが動物としての醍醐味で、存分に味わえばいいのかもしれません。そして動物から剥ぎ取った革で作り出したものを売って生計を立てているのだから、生きている限り強く在らなくてはならないとふんどしを締め直す今日この頃であります。けれども強さのあり方は人それぞれで、それは人間だけの特権かもしれません。 といことでブラックサドルレザーのミディアムウォレットを製作しました。ステッチも黒でのオーダーでした。凛としたたくましさを感じます。いい感じなので定番商品としてサイトにアップしておきます。

とろけるような暑い日が続いております。でも夏の空が好きです。 私が何にしがみついていようが、何を決心しようが、何を諦めようが、 何を成し遂げようが、何に打ちひしがれようが、 ただ相変わらず変わり続ける空模様を眺めていると、 どこか懐かしいような、それでいて圧倒的に新鮮な気分にさせてくれます。 さあ今日も何かにしがみつきながら、それをぶっ壊しましょう。 といことでトラッカーウォレットの新作です。 スタイリッシュで武骨なサドルレザーが本物の革の重厚感を放ちます。 他のカラーも製作予定です。